リコンゴの子育てひろば fsu, US Embassy, TIU, Taisho Univ

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この無料のプログラムについて


このプログラムは、家族や専門家に離婚の影響について伝え、離婚後、子どものために子育ての協力関係が築けるようにサポートします。

この親プログラムは、フロリダ州立大学家族内暴力研究所で作成され、フロリダ州立大学から著作権を得て、小田切紀子(東京国際大学)と青木聡(大正大学)が日本語版を作成しました。

このプログラムの対象
  • 家族(子ども、祖父母など)
  • 臨床心理士、公認心理師、ソーシャルワーカー、メンタルヘルスの専門家
  • 弁護士、その他の専門家
はじめにお読みください

離婚と親教育プログラム


親が離婚しても、子どもにとって、かけがえのない親であることに変わりはありません。親子の関係は永遠に続きます。 離婚すると子どもと会わないという父親(母親)がいる一方で、子どもに会いたくても会えない父親(母親)もいます。しかし、離婚しても親としての役割は続きます。 厚生労働省の統計によると、毎年およそ22万人の子どもが親の離婚を経験しています。親が離婚するときの悩みのひとつが子どものことです。心理学の研究から、親の離婚は子どもに多様な影響を与えることが明らかになっています。子どもが体験する辛いことのひとつは、子どもの面会交流や親権について父親と母親が激しく争うことです。他方、離婚後、父親と母親が、子どものために協力して子育てをすることができれば、子どもの悲しみや不安、不登校や引きこもり傾向などの問題は少なく、自己肯定感の高い子に育ち、他者との人間関係も上手に築けることがわかっています。しかしながら、離婚後の単独親権制度の日本で、元パートナーと協力して子育てをしていくことはとても難しいと感じる方は多いと思います。 この無料のオンライン親教育プログラムは、離婚した人や離婚を考えている家族、あるいは家族を支援する専門家(弁護士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、家庭裁判所調査官など)を対象に、離婚が子どもと親に与える影響と、離婚後子どものために父親と母親が協力して子育てをするための方法やコツをわかりやすく伝えます。

このプログラムは、アメリカ・フロリダ州立大学家族内暴力研究所で作成され、フロリダ州立大学から著作権を得て、小田切紀子(東京国際大学)と青木聡(大正大学)が、日本の社会・文化に適応するように改訂を加えて作成しました。
fsu, US Embassy, TIU, Taisho Univ

このプログラムは、離婚後の面会交流と共同養育をサポートする研究プロジェクトの一つで、下記の研究助成を受けました。

  • 1. Embassy of the United States of America(米国大使館) Protect children from family separation (2018.9-2019.9) 研究代表者:小田切紀子(東京国際大学)
  • 2. 日本学術振興会・科学研究費助成事業   離婚後の共同養育の支援体制の構築―家族観の国際比較と親の心理教育プログラム(2014.4-2017.3 基盤研究B(一般) 課題番号26285156)   研究代表者:小田切紀子(東京国際大学)
  • 3. 日本学術振興会・科学研究費助成事業    離婚後の共同養育実践のための教育研修システムの構築―オンラインプログラムの導入(2018.4-2021.3 基盤研究C (一般)課題番号18K02451)   研究代表者:小田切紀子(東京国際大学)
  • 4. 日本学術振興会・科学研究費助成事業   高葛藤離婚後の面会交流における親子関係再構築支援に関する研究   (2018.4-2021.3 基盤研究(C)(一般) 課題番号18K02456)   研究代表者:青木聡(大正大学)

プログラムの推薦の言葉、カレン・オーメ

message from Karen Oehme, FSU

2018年10月1日
小田切紀子教授(心理学博士)
東京国際大学人間社会学部 350-1198 川越市的場2509
「リコンゴの子育てひろば」について
小田切先生
「リコンゴの子育てひろば」のウェブサイトの開設、おめでとうございます!フロリダ州立大学は、離婚後、両方の親が子どもの生活にかかわり続けることの大切さを理解している日本の家族に向けて、私たちのSuccessful Co-Parenting After Divorce のトレーニングを導入してくれた小田切先生と青木先生(大正大学)と一緒に研究できることをとても嬉しく思っています。
お二人の新しいウェブサイトは、子どもと健全な関係を維持するために、子どものためになる効果的なコミュニケーションのスキルを親に伝えます。子どもは、愛され、安全が保障され、養育してくれる親の存在から恩恵を得ること、子どもは離婚の過程で一人の親を失ったとき、しばしば嘆き悲しむことが、研究から明らかになっています。親を失うことは一生涯続くトラウマになるかもしれません。新しい「リコンゴの子育てひろば」のウェブサイトから、親は子どもの発達と情緒的ニーズを理解し、子どものために元配偶者とコミュニケーションを維持できるスキルを学ぶことができます。
また、このウェブサイトのデザインも素晴らしいです。元気が出る色や写真が使われ、洗練されていて魅力的です。親は、離婚後の共同養育という重要な考えについて、お二人の素晴らしいウェブサイトでくつろいだ気持ちで学ぶことができると私は確信しています。
日本の子どもたちの人生をより良くするためのお二人の仕事に敬意を表します。私たちは、この重要な仕事をお二人とできることをとても光栄に思っています。
敬具
カレン・オーメ フロリダ州立大学家族内暴力研究所・所長
フロリダ州タラハッシー32308